毎日の食事、本当にお疲れ様です。 朝起きてから寝るまで、「何を食べるか」「どれくらい食べるか」を考え続ける生活。 頭では分かっていても、心がついていかない日もありますよね。
もし今、あなたが「もう何もかも投げ出したい」と感じているなら、この記事はあなたのためのものです。 頑張りすぎてしまった心のブレーキを、少しだけ緩めるお手伝いをさせてください。
その「疲れ」は、あなたが真面目な証拠
まず、自分を責めるのをやめましょう。「意思が弱いから食べたくなるんだ」なんて思う必要はありません。
糖尿病の治療には、休みがありません。365日、1日3回(あるいはそれ以上)、常に判断を迫られます。これを「決断疲れ」と呼びます。 あなたが疲れているのは、怠けているからではなく、今日まで真剣に病気と向き合い、戦い続けてきた証拠なのです。
Point: 「疲れた」と言えるのは、それだけ頑張ってきた人だけです。まずは自分に「よくやってるよ」と声をかけてあげてください。
「100点満点」を目指さない勇気
完璧主義は、糖尿病治療において最大の敵になることがあります。
- ご飯を少し食べすぎた → 「もうダメだ、全部どうでもいい」
- 運動をサボってしまった → 「自分はダメな人間だ」
このように0か100かで考えると、心はすぐに折れてしまいます。 糖尿病治療は短距離走ではなく、終わりのないマラソンです。全力疾走し続けることは誰にもできません。
「今日は60点でいいや」「今日と明日のトータルで調整すればいいや」 それくらいの緩さが、長く続けるための秘訣です。
具体的な「心の休ませ方」3選
食事制限が辛い時、具体的にどうすればいいのでしょうか。少しだけ視点を変えるテクニックをご紹介します。
① 「ダメな食べ物」を作らない
「ケーキは絶対ダメ」と禁じると、逆に執着が生まれます。 「食べちゃダメ」ではなく、「工夫して食べる」に変換しましょう。
- 誰かと半分こにする
- 食べた後は少しだけ散歩する
- 野菜をたっぷり食べた後のデザートにする これなら、罪悪感を持つ必要はありません。
② コンビニや外食に頼る日を作る
「手作りでバランス良く」が理想ですが、疲れている時はそれがストレスになります。 最近のコンビニやスーパーには、糖質オフのパンや惣菜が充実しています。 「今日は料理しない!」と決めて、便利な商品に頼る日があっても良いのです。
③ 主治医に「辛い」と正直に話す
診察室で優等生を演じていませんか? 「実は食事療法が辛くて…」と打ち明けてみてください。 薬の調整や、より楽な食事法の提案があるかもしれません。医療チームはあなたの味方です。
あなたは「数値」ではない
HbA1cや血糖値は、あくまで体の状態を示す一つのデータに過ぎません。 あなたという人間の価値を決める通信簿ではないのです。
数値が悪かったとしても、それは「やり方を変えるタイミング」というサインなだけ。あなたが否定されたわけではありません。
どうか、食事の楽しみまで全て奪われないでください。 完璧じゃなくていい。 時々立ち止まってもいい。
また明日から、ほんの少しだけ気をつければ、それで十分です。 今日は温かいお茶でも飲んで、ゆっくり休んでくださいね。
続けて糖尿病の基礎知識をご覧ください。
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糖尿病とは?
糖尿病は、血糖値(血液中のブドウ糖)が慢性的に高い状態が続く病気です。 本来、体内の血糖値はインスリンというホルモンによって一定に保たれていますが、糖尿病ではこのインスリンが不足またはうまく作用しないため、ブドウ糖が細胞に取り込まれず血液中に残ってしまいます。
- 正常:インスリンが血糖を適切に調整
- 糖尿病:インスリンが出ない/効かないため血糖が高止まり
糖尿病の種類(1型・2型・妊娠糖尿病)
- 1型糖尿病:自己免疫反応などによりインスリンを作る細胞が破壊される。若年層に多く、インスリン注射が必要。
- 2型糖尿病:生活習慣(食べすぎ・運動不足・肥満)によるインスリン抵抗性。日本人の約9割がこのタイプ。
- 妊娠糖尿病:妊娠中のホルモン変化で血糖が上がる。出産後に正常化することもあるが将来的に2型のリスク増。
原因とリスク要因
糖尿病の発症は複数の要因が重なって起こります。
- 遺伝:家族に糖尿病がいる場合は要注意
- 肥満:特に内臓脂肪型肥満はインスリン抵抗性を高める
- 運動不足:筋肉が糖を消費せず血糖が上昇
- 過食・間食:糖質や脂質の摂りすぎ
- ストレス:ホルモンバランスの乱れで血糖値上昇
- 加齢:40代以降は発症率が急増
主な症状と初期サイン
初期の糖尿病は自覚症状が乏しいのが特徴ですが、次のようなサインが現れたら注意です。
- 喉が渇く・水をたくさん飲む
- トイレの回数が増える(多尿)
- 体重減少・疲れやすい
- 視力低下・かすみ目
- 傷が治りにくい・感染症を繰り返す
- 手足のしびれ・冷え
これらが続く場合は、早めに内科・糖尿病外来を受診してください。
検査と診断基準(血糖値・HbA1c)
5-1. 主な検査項目
- 空腹時血糖値:126mg/dL以上で糖尿病が疑われる
- 随時血糖値:200mg/dL以上で糖尿病の可能性
- 75gブドウ糖負荷試験:糖を摂取後、血糖の変化を確認
- HbA1c:過去1〜2か月の平均血糖値を反映(6.5%以上で糖尿病型)
5-2. 早期発見が鍵
健康診断の結果で血糖値・HbA1cが基準超えなら放置せず、必ず医療機関で再検査を受けましょう。
治療法(食事・運動・薬物療法)
1. 食事療法
- 1日3食、規則正しく摂る
- 糖質・脂質の摂りすぎを避ける
- 食物繊維・たんぱく質をしっかりと
- GI値の低い食品(玄米・野菜・大豆製品)を選ぶ
2. 運動療法
- 有酸素運動:ウォーキング・サイクリングなど週150分以上
- 筋トレ:筋肉量を増やし糖の利用を促進
- 継続が最重要:1回より「毎日少しずつ」
3. 薬物療法
食事・運動で改善しない場合、医師の判断で内服薬やインスリン注射が行われます。 薬の選択や量は必ず医師・薬剤師に相談してください。自己判断で中止・変更は危険です。
放置による合併症リスク
血糖コントロールを怠ると、次のような三大合併症が進行します。
- 糖尿病網膜症:視力低下・失明
- 糖尿病腎症:腎不全・透析が必要になることも
- 糖尿病神経障害:手足のしびれ・壊疽
さらに、心筋梗塞・脳梗塞などのリスクも増すため、早期対策が不可欠です。
予防と生活改善のポイント
- 食事:バランス重視。朝食抜きや夜食を避ける。
- 運動:1日30分のウォーキングから。
- 体重管理:BMI25未満を目標に。
- 禁煙・節酒:血糖コントロール悪化を防ぐ。
- 定期検診:年1回は血糖・HbA1cをチェック。
糖尿病ケアおすすめグッズ
血糖値測定器
低GI食品(玄米・オートミールなど)
運動サポートグッズ(ウォーキングシューズなど)
エクササイズバンド(プル種目用)
踏み台(インターバル用)
まとめ
- 糖尿病は「血糖値が高い」だけでなく、全身に影響する病気
- 初期症状が少なくても早期検査が重要
- 食事・運動・睡眠で血糖コントロールを改善
- 薬は必ず医師・薬剤師に相談して使用
- 生活習慣の見直しが最大の予防策
※本記事は一般的な健康情報を提供するものであり、診断・治療の代替ではありません。症状が続く場合は必ず医療機関を受診してください。
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