「パートナーが苦しんでいるのに、休みたいと思うなんて薄情だ」 「自分がしっかりしなければ、この人はダメになってしまう」
そうやって、自分の心の悲鳴を押し殺していませんか? うつ病の看病は、出口の見えないトンネルを歩くようなもの。疲れてしまうのは、愛情が不足しているからではなく、あなたが人間として当たり前の反応をしているだけです。
今日は、あなた自身が壊れてしまわないために、「これだけは絶対に我慢してはいけないこと」を3つお伝えします。
1. 「ネガティブな感情」の我慢
パートナーに対して「イライラする」「もう逃げたい」「いい加減にしてほしい」といった感情を抱くことに対し、罪悪感を感じていませんか?
やってはいけないのは、その黒い感情を「なかったこと」にして我慢することです。
- なぜダメなのか: 感情は抑圧すると、いつか「爆発」するか、あなたの心が「麻痺」してうつ状態(カサンドラ症候群など)を引き起こします。
- 対策: ノートに悪口を書きなぐる、信頼できる友人に愚痴る、SNSの鍵アカウントで吐き出すなど、「外に出す」ことを許可してください。「そう思ってしまうほど、私は疲れているんだ」と認めるだけで、心は少し軽くなります。
2. 「ひとりの時間を持つこと」の我慢
「私が目を離した隙に何かあったら…」「寂しがっているのに一人にするなんて」と、24時間体制でそばにいようとしていませんか?
自分のための時間を犠牲にし続ける我慢は、絶対にしてはいけません。
- なぜダメなのか: 境界線が曖昧になり、相手の病気が自分の病気のように感じられ、共倒れ一直線になります。あなたにはあなたの人生があり、楽しみが必要です。
- 対策: たとえ1日30分でも、カフェに行く、散歩をする、別室で好きな動画を見るなど、「物理的に離れる時間」を強制的に作ってください。それは冷たさではなく、長く支え続けるための「酸素補給」です。
3. 「専門家や第三者を頼ること」の我慢
「家庭内のことだから他人に知られたくない」「私がなんとかしなきゃ」と、すべてを一人で抱え込んでいませんか?
「助けて」と言うのを我慢することは、最も危険です。
- なぜダメなのか: あなたはパートナーであり、医師でもカウンセラーでもありません。素人が医療的なケアや精神的な全負担を背負うのは不可能です。
- 対策: 行政の相談窓口、心療内科、家族、家事代行サービスなど、使える手はすべて使いましょう。「できない」と降参することは、無責任ではなく「適切な支援につなぐ」という責任ある行動です。
あなたは「酸素マスク」を先につけていい
飛行機の緊急時のアナウンスをご存知でしょうか? 「酸素マスクが下りてきた際は、お子様や援助が必要な方よりも先に、まずご自身のマスクを着用してください」
これは、援助者が倒れてしまったら、誰も助からないからです。 うつ病のパートナーを支えるあなたも同じです。
まずはあなたが深呼吸をし、好きなものを食べ、眠ってください。 今日ご紹介した「3つの我慢」を手放すことが、結果として、パートナーとの未来を守ることにつながります。
どうか、ご自身を一番大切にしてください。
続けて、うつ病の基礎知識をご覧ください。
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うつ病とは?簡単にわかる基礎知識
うつ病は「心のエネルギーが極端に減ってしまう病気」です。
やる気や喜びを感じる脳の働きが弱くなり、気分・思考・体の動きに影響が出ます。
- ただの「気分の落ち込み」とは違う
- 意志の弱さではない
- 治療で回復できる病気
参考:厚生労働省「こころの健康」資料
うつ病になる主な原因
うつ病は、ひとつの原因ではなくストレス・体質・環境が重なって発症します。
- 強い仕事のプレッシャー
- 人間関係の問題
- 睡眠不足
- 大きな生活の変化(引っ越し・離別など)
- もともとの脳内バランス
うつ病の主な症状
体と心の両方に症状が現れます。
- 心の症状
- 気分が沈む
- 興味や楽しさを感じない
- 不安感・焦り
- 体の症状
- 寝つけない、眠りすぎる
- 食欲低下または過食
- 体がとてもだるい
初期サイン(早期発見のポイント)
以下が2週間以上続く場合は注意が必要です。
- 朝が極端につらい
- 仕事や家事のミスが増える
- 人と会いたくなくなる
診断方法と検査の流れ
うつ病は心療内科や精神科で診断されます。
- 問診(気分・生活状況)
- 質問票テスト
- 必要に応じて血液検査
治療方法
治療は大きく3つの柱があります。
- 薬物療法(抗うつ薬など)
- カウンセリング(認知行動療法など)
- 生活リズム改善
※薬の使用は必ず医師・薬剤師に相談してください。自己判断での服用は行わないでください。
日常でできるセルフケア
- 朝日を浴びる
- 決まった時間に寝起きする
- 軽い散歩をする
- 無理に頑張らない
家族・周囲の人ができるサポート
- 否定しない
- 話を最後まで聞く
- 受診をそっとすすめる
よくある質問(Q&A)
Q1. 甘えや気の持ちようでは?
いいえ。うつ病は医学的に認められた病気です。
Q2. 治りますか?
多くの方が適切な治療で回復します。
回復サポートおすすめアイテム
① 快眠サポート枕
② 光目覚まし時計
③ リラクゼーション音楽
まとめ
- うつ病は治療できる心の病気
- 早期発見がとても大切
- つらい時は一人で抱え込まない
※この記事は情報提供を目的としており、診断や治療の代わりになるものではありません。症状がつらい場合は早めに医療機関にご相談ください。
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